IPAおよびJPCERT/CCは、東芝が提供するBluetooth制御ソフトウェア「Bluetooth Stack for Windows by Toshiba」およびシステム管理アプリケーションソフトウェア「TOSHIBA Service Station」に権限昇格の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
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独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は2月26日、株式会社東芝が提供するBluetooth制御ソフトウェア「Bluetooth Stack for Windows by Toshiba」およびシステム管理アプリケーションソフトウェア「TOSHIBA Service Station」に権限昇格の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは6.9。
「Bluetoooth Stack for Windows by Toshiba v9.10.27 およびそれ以前」「TOSHIBA Service Station v2.2.13 およびそれ以前」には、引用符で囲まれていないWindows検索パスに起因する権限昇格の脆弱性(CVE-2015-0884)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ローカルユーザにより、細工されたアプリケーションを介して権限を取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、各製品に対応した修正プログラムを適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》