ビートレンドは横浜市金沢区で実施されている緊急時情報伝達システムの実証実験に参加していることを発表した。同社が18日にがリリースした『betrend カスタムIVR』を先行提供することで、効率的な情報伝達を実現しているという。 横浜市金沢区の「緊急時情報伝達システム」の実証実験では、身近な情報伝達手段である電話を活用した「一斉情報伝達」や音声による情報伝達だけでなく、電話機の数字ボタンのプッシュ操作によるアンケート回答など、情報の収集も行われている。 同社の「betrend カスタムIVR」は、任意の文章で自動音声応答システムを構築して、一斉配信やアンケート回答などの受信の両モードに対応し、低価格で導入できるという特徴を持っている。金沢区の「緊急時情報伝達システム」では、「betrend」の管理画面で入力した文章を音声合成エンジン経由で音声ファイル化し、登録された電話番号に対して一斉発信する仕組みが構築された。 試験導入では横浜市金沢区内にある43の保育園で実証実験を実施。1分以内に発信を完了し、回答結果の集計を10分程度で完了、回答率も93%を超えるなど「緊急時情報伝達システム」としての優位性が確認できたとしている。 今後は規模を拡大し、自治会長・町内会長向けにも実証実験を進めていく予定だ。