NRIセキュアテクノロジーズ株式会社(NRIセキュア)は2月12日、英Dysart Solutions社と戦略的な提携プログラムの検討を開始することに合意したと発表した。Dysart社は、2012年のロンドンオリンピックでサイバーセキュリティ対応の責任者を務めたオリバー・ホーア氏が設立した、情報セキュリティの専門企業。今回の提携により、両社のノウハウや強みを活かして2020年の東京オリンピック・パラリンピック競技大会におけるサイバーセキュリティ上の課題解決を共同で推進することが可能となるとしている。検討開始に合意した戦略的提携プログラムは、「2020年東京オリンピック・パラリンピック競技大会に関連するサイバーセキュリティ上の課題を解決するためのコンサルティング等を共同で提案・実施する」「両社のプロジェクトにおいて、相互にチームメンバーとして参画する」「両社の既存顧客に対して、相互にサービスの提供やアドバイスを実施する」の3つ。これに加え、多国籍重要インフラ企業や政府組織が抱えているサイバーセキュリティに関する課題を、NRIセキュアが提供するマネージドセキュリティサービス等とDysart社の知見を活用して、共同で解決していくことも検討する予定としている。