日本電気株式会社(NEC)は2月4日、IDとアクセス権限の統合管理を可能とするソフトウェア「WebSAM SECUREMASTER」の新製品を同日より販売開始したと発表した。この新製品は、業務システムへのログイン時に、従来のパスワード認証に加え、生体認証を組み合わせる2要素認証に対応し、NECの指ハイブリッド(指紋+指静脈)認証や顔認証を組み合わせることで、短期間で業務システムの強固なセキュリティ対策を実現するもの。短期間での導入は、複数の認証と業務システムを組み合わせられる「共通認証テンプレート」を新たに提供することで実現した。また、ICカード認証など生体認証以外の認証方式の追加や、複数の認証の順序を設定することもできる。さらに、統合管理が可能なIDを最大1,000万件まで拡大したことで、従来のオンプレミスでの利用に加え、クラウドでの複数サービスのID管理基盤としても利用することが可能。価格は、「EnterpriseIdentityManager」が278万円から、「EnterpriseAccessManager」が385万円から。