日本電気株式会社(NEC)は1月6日、機密情報を扱うことが多い官庁向けに、機密情報を徹底防衛するソリューション「File Security Solution」の販売を1月より開始すると発表した。本ソリューションは、ファイルを作成時から暗号化し、組織内外を問わず権限を与えられた対象者以外の閲覧を制限するとともに、誤って組織外に送信した場合でも遠隔操作でファイルを削除できるというもの。これらにより、ファイルの外部流出による情報漏えいを防ぎ、安全な情報伝達を実現するという。価格は100ライセンスパックで年額3,000,000円から。同社は今後3年間で100万ライセンスの販売を目指すとしている。組織内部で作成される全てのファイルは、作成者が保存すると同時に保護される。この自動保護機能により、外部からの不正アクセスや標的型攻撃によるファイルの不正取得を行ったとしても、そのファイルに対する操作は不可能となる。また組織内部だけでなく、外部に送付したファイルに対しても操作ログを常に取得しているため、送付先でファイルをコピーし、他の組織に拡散した場合でも、常時操作ログを取得できる。アクセス権限のない人がファイルを開こうとした際にはアラートを通知し、管理者側でそのファイルを遠隔操作で削除することが可能。ファイルに自動削除する有効期限を設定することもできる。