独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月29日、VMware社が提供する複数のVMware製品に任意のファイルが上書きされる脆弱性(CVE-2014-8370)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは6.0。「VMware Workstation」「VMware Player」「VMware Fusion」「VMware ESXi」などの特定のバージョンには、ホストOS上の任意のファイルが上書きされる脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、仮想マシンの設定ファイルを変更可能なユーザによってホストOS上の任意のファイルが上書きされ、結果としてホストOS上での権限を昇格されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに各製品に対応したアップデートを適用するよう呼びかけている。