シーティーシー・エスピー株式会社(CTCSP)は1月26日、NTTドコモのSIMカードに対応した、Windows Embedded OS搭載のタブレット型モバイル・シンクライアントをNTTドコモに提供すると発表した。NTTドコモは、SIMカードを搭載してセキュリティを強化したタブレット型のモバイル・シンクライアントを、金融、製薬、建設業界を中心とした全国のユーザに販売する。NTTドコモ向けのCTCSPの初年度の販売目標台数は1万台としている。使用するハードウェアのメーカーは、日本HP、NEC、富士通、シャープ、東芝の5社から選択できる。CTCSPでは、Windows Embedded OSを搭載したモバイル・シンクライアントの販売・保守サポートを、ユーザの業務に合わせたカスタマイズを含めて2014年から提供している。タッチパネル上でのピンチイン・アウト機能、データを端末に残さない書込み保護フィルタ、生体認証やICカード認証等の様々な個人認証技術にも対応している。NTTドコモでは外部からの攻撃リスクが少ないWindows Embedded OSを搭載したタブレットを検討しており、ユーザの業務に合わせてカスタマイズができる点と販売実績が評価され、今回の製品提供が決まったという。