NECは映像監視、防災用途などでの使用を想定した旋回装置一体型カメラの新機種「NT-S370/370R」「NT-S970/970R」を発表した。2015年2月より出荷を開始する。 フルハイビジョンでの超高感度撮影に対応し、高速旋回装置を組み合わせた点が特徴。220万画素のフルハイビジョンCMOSセンサーによる超高感度撮影や、霧・もやなどの悪天候でもクリアな視認性を確保できる「霞低減機能」、夜間や暗所などでの撮影時に発生するノイズを最小限に抑える「ノイズ低減機能」も特徴的な機能。NT-S370R/NT-S970Rには肉眼で見えない近赤外線波長領域での撮影が可能になるIR-PASS機能も搭載する。 ラインナップは25倍ズーム、35倍ズーム、近赤外線撮影機能などの構成で4モデル、価格はオープンプライスとなる。今後3年間で国内外1,000台の出荷を見込んでおり、公共施設や港湾などにおける映像監視用、高所での防災などでの使用を想定している。