独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月28日、横河電機株式会社が提供するSCADAソフトウェアパッケージ「FAST/TOOLS」にXML外部実体参照処理の脆弱性(XXE)が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSSによるBase Scoreは2.4となっている。「FAST/TOOLS R9.01 から R9.05 まで」には、XXEの脆弱性(CVE-2014-7251)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたXMLファイルが含まれたプロジェクトを開くことで、当該製品で管理している情報が漏えいしたり、DoS攻撃を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。開発者によると、本脆弱性は FAST/TOOLS R9.05-SP2 で修正されており、最新版の FAST/TOOLS R10.01 も本脆弱性の影響を受けないとのこと。