日本電気株式会社(NEC)は11月19日、サイバーセキュリティ事業を強化すると発表した。高度化・巧妙化が進むサイバー攻撃に対して、情報とスピードを重視し、先読みして対策を打つ「プロアクティブサイバーセキュリティ」を実現する2つのソリューションを、2015年度第1四半期から販売する。また、NECグループのサイバーセキュリティ要員を2017年度までに約1,200名に倍増し、サイバーセキュリティ関連事業で2017年度に売上げ2,500億円を目指すとしている。新ソリューションは、社内ネットワークに接続されているサーバやPCなどの機器をリアルタイムで集中管理することで、「構成管理」「対象特定」「対策実施」の3つのステップの自動化を可能にする「セキュリティ統合管理・対処ソリューション」と、サイバー攻撃に関する情報とその対処法などを即座に提供する「脅威・脆弱性情報管理ソリューション」。同社の20年にわたり18万台の端末を含むNECグループ全体のシステムを守ってきた経験と実績をもとに、プロアクティブサイバーセキュリティを実現するとしている。