社団法人コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)は11月20日、山梨県警察、神奈川県警察、長野県警察、静岡県警察、鹿児島県警察ほか複数の都道府県警察が11月19日、全国各地に所在する「不良プロキシサーバ」の運営事業者らに対し、著作権法違反容疑または不正アクセス禁止法違反容疑で全国一斉集中取締を行ったと発表した。「不良プロキシサーバ」とは、おもに国外から日本国内へのアクセスポイントとして、有償で国外のユーザに提供されており、不正アクセスや不正送金等の犯罪行為に利用されることも多く、「犯罪インフラ」として問題視されているプロキシサーバのことを指す。これらのうち、2つの事案についてはコンピュータソフトウェアの海賊版を入手して複製し、または権利者に無断で複製されたものであることを知りながら業務で使用していたとして、著作権法違反(複製権侵害または海賊版業務使用(みなし侵害))の容疑で被疑者らが逮捕されたという。