法務省は平成25年版 犯罪白書を公開した。第1編 犯罪の動向、第3章 各種の犯罪の第3節に、昨年度版まで「ハイテク犯罪」と表記されていた、コンピュータ・電磁的記録対象犯罪、ネットワーク利用犯罪が平成25年版から「サイバー犯罪」と表記された。近年コンピュータ犯罪対策として、平成23年の「ウイルス作成罪(不正指令電磁的記録作成等の罪)」の新設、平成24年の不正アクセス禁止法改正、不正アクセス行為への罰則法定上限を懲役1年から3年に引き上げ、平成23年のわいせつ物頒布等の罪の処罰対象拡充などが行われている。