サイバー闇市場は十億ドル規模の経済に匹敵する社会組織(ジュニパーネットワークス) | ScanNetSecurity
2020.11.24(火)

サイバー闇市場は十億ドル規模の経済に匹敵する社会組織(ジュニパーネットワークス)

ジュニパーネットワークスは、同社の後援により米国のランド研究所が実施したサイバー闇市場の経済に関する調査「Markets for Cybercrime Tools and Stolen Data: Hackers' Bazaar」の結果について発表した。

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ジュニパーネットワークス株式会社は8月28日、同社の後援により米国のランド研究所が実施したサイバー闇市場の経済に関する調査「Markets for Cybercrime Tools and Stolen Data: Hackers' Bazaar」の結果について発表した。本調査は、学術機関の研究者、セキュリティ研究者、記者、セキュリティベンダ、法執行機関など、この闇市場に現在または過去に携わっていた世界的な専門家に対する綿密なインタビューに基づいたもの。サイバー闇市場を全体的に調べ、その仕組みの理解を深めるために経済分析を行った初の調査となる。本調査により、サイバー闇市場がこれまでにない規模で成熟かつ成長していることが判明したとしている。

サイバー闇市場は、成熟かつ成長を続ける堅牢なインフラと社会組織を持つ数十億ドル規模の経済に匹敵する市場となっている。こうした闇市場は、その他の経済市場と同様に、需要と供給の市場原理に基づき、現在も発展し続けているという。その実態は、さまざまなコミュニティ、業界、人々との交流が活発な大都市の経済活動にあてはめられるとしている。具体的には、闇市場では個人情報やエクスプロイトキット、DDoS攻撃用のボットPCなどが店頭やクラウドサービスとして販売されており、地域ごとに仮想通貨によって取引される。また、サイバー犯罪に関する教育やトレーニングも提供されている。さらに、闇市場は階層社会であり、上層階級ほど多くの利益を享受している。「法の原理」も存在する組織化された社会であり、そこにも犯罪が起きているという。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

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