ウェブルート株式会社は8月26日、セキュリティとPCゲーマーに関する調査結果をレポートとして発表した。オンラインゲームプレーヤーのセキュリティに対する考え方が明らかになったとしている。本調査は、581名のゲーマーを対象に実施したオンライン調査。調査結果によると、33%のゲーマーがセキュリティ上のトラブルに遭遇した経験を持ち、ウイルス感染によるシステムパフォーマンスの低下、個人情報の漏えい、アカウントの乗っ取りの被害に遭っていることがわかった。また、PCゲーマーの43%は、PCでインターネットにアクセスすることに対するセキュリティ面の不安を感じており、90%がセキュリティソフトを導入していた。その一方で、37%がオンラインゲームをプレイしている時にセキュリティソフトに不満を持っており、そのほとんどが「動作が重くなる」「起動が遅い」などパフォーマンスに関するものであった。そうした不満を持ちつつも72%がセキュリティソフトをそのまま使っているが、13%はセキュリティソフトをOFFにしたり、12%はセキュリティソフトのゲームモードに切り替えたりしている。同社では、金銭を目的としてオンラインゲームのログイン情報などの個人情報を狙うサイバー犯罪から身を守るための、ゲーマーに対して次の事項を推奨している。「クラウドベースのマルウェア対策プログラムを導入する」「ウイルス対策ソフトウェアを常に最新状態に維持する」「ブラウザベースのURLフィルタリングを使用する」「アンチフィッシング機能を利用する」「無料の公共Wi-Fiの利用はできる限り避ける」。