東京都教育委員会は8月5日、学校非公式サイト(学校裏サイト)等の監視結果を公表した。公表したのは、平成26年6月分と平成26年4月~6月分。4月からの3か月で、裏サイトで検出された不適切な書き込みの件数は3,014件、うち自身の個人情報が2,647件だった。 6月の1か月の監視結果は、学校非公式サイト等が検出された学校は162校で、うち中学校が92校。前年度の6月の監視結果の47校から約2倍増えている。検出された書き込みの件数および内訳は1,035件で書き込みのリスクレベル高は0件、レベル中が10件、レベル低が1,020件、そのほかが5件だった。 4月~6月の3か月間で学校非公式サイト等が検出された学校は438校。うち中学校は239校、高校が181校だった。前年度の4月~6月の監視結果では、検出された中学校は143校、高校180校で、中学校が増えていることがわかった。 検出された書き込みは前年度より255件減って3,030件。リスクレベル高は0件、レベル中は29件、レベル低は2,985件、そのほか16件だった。 不適切な書き込みは前年度より207件減って3,014件。自身の個人情報が前年度より17件減ったものの、2,647件ともっとも多い。ほかに他人の個人情報52件、誹謗中傷28件。虐待・暴力被害・飲酒・喫煙等の不適切行為は前年度より203件減って287件だった。 同教委では、平成21年から学校非公式サイト等の監視を開始。都内公立学校全校を対象に、不適切な書き込みがあった場合は緊急性・危険性のレベルに応じた対応を行っている。