株式会社日立ソリューションズは7月10日、BYODを実現するためのモバイルプラットフォーム構築ソリューションの提供を7月11日から開始すると発表した。本ソリューションは、米Remotium社のスマートデバイス仮想化基盤「Remotium(リモーティアム)」を活用し、スマートデバイスを業務利用できる最適な環境の企画/設計、構築までを提供するもの。仮想環境上で業務を行うのでスマートデバイスに業務データが残らず、情報漏えいリスクを軽減し、BYODの課題である公私分離も実現する。スマートデバイス仮想化基盤「Remotium」上に、メールや文書作成、スケジューラーなどのオフィス業務系アプリケーション、イントラシステムなど企業独自の業務アプリケーションを搭載し、認証ソリューションやネットワークなどを含め、スマートデバイスを業務利用するための最適な環境の企画/設計、構築を行う。サーバ上の仮想環境にスマートデバイスからリモートアクセスすることで、スマートデバイスの安全な業務利用とデータの公私分離を実現する。また、最適な環境の提供に加えて既存環境との連携を支援することで、短期間、かつ円滑にスマートデバイスの業務利用を開始することができる。両社は2013年から共同で、日本におけるBYODに関するニーズの調査や日本固有の要件の製品への反映を行い、日本市場向けの製品開発を行ってきた。日立ソリューションズは「Remotium」の日本初の販売代理店となり、マーケティング活動も共同で行っていくとしている。価格は、500ユーザーの場合6,000万円程度で導入が完了するという。