日本セーフネット株式会社は6月10日、米SafeNet社による「2014年度 認証ソリューショングローバル調査(2014 Global Annual Authentication Survey)」の結果を発表した。調査結果によると、多要素認証(MFA)を採用して従業員に幅広く利用を促す企業が増加傾向にあることが明らかになった。MFAの利用状況では、現在37%の企業が大多数の社員がMFAを利用していると回答し、昨年の30%から増加している。また、2016年までにMFAを利用すると予想される企業は56%と、半数以上を占めるとしている。クラウドベースの認証においては、33%の企業がクラウドベースの認証を選んでおり、昨年の21%から50%分増加した。また、33%の企業が認証の導入にクラウドを活用することに前向きであることがわかった。モバイルデバイス向けMFAにおいては、53%以上はモバイルデバイスのユーザが企業リソースへのアクセスを制限されていると回答しており、モバイルユーザ向けのMFAを利用する人のうちの22%は、2016年までに利用者が全体の33%に増えると予想している。この数値は、前回調査から30%分増加している。