警察庁は5月1日、2014年3月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、3月の特殊詐欺の認知件数は1,282件(2月は879件)で、このうち振り込め詐欺の認知件数は1,023件(同650件)で、このうち939件が既遂(同585件)、被害総額(既遂のみ)は31億5,835万円(同19億5,180万円)、検挙件数は191件(同173件)、検挙人員は126名(同114名)と、前月から大幅に増加した。オレオレ詐欺では、認知件数が546件(同397件)、このうち474件(同334件)が既遂、被害総額は16億3,233万円(同11億3,224万万円)、検挙件数は130件(同160件)、検挙人員は111名(同96名)と、こちらも増加している。架空請求詐欺の認知件数は255件(同111件)で、このうち245件(同109件)が既遂、被害総額は13億2,283万円(同6億6,608円)、検挙件数は32件(同6件)、検挙人員は7名(同14名)と倍以上になっている。形態別で見ると、「有料サイト利用料金等名目」が50件、「訴訟関係費用等名目」が50件、情報購入代金等名目」が25件であった。このほか融資保証金詐欺が53件(同33件)で被害総額3,270万円(3,292万円)、携帯電話端末詐欺が75件(同44件)などとなっている。