マカフィー株式会社は4月14日、次世代ファイアウォール製品「McAfee Next Generation Firewall」を5月1日より日本において提供を開始すると発表した。同社では、2014年には従来のセキュリティ対策を回避する潜伏型攻撃、特に高度な検知回避技法(AET:Advanced Evasion Techniques)を備えた潜伏型攻撃が増加すると予測している。本製品は、従来からの脅威に加え、これらの検知回避技法からの保護、エンタープライズクラスの可用性、組織のセキュリティ体制の強化に合わせて柔軟に機能を追加できるモジュール型セキュリティエンジンを組み合わせた次世代ファイアウォール ソリューション。最小構成価格は72万円から(税別、管理サーバは含まず)。昨年買収したStonesoft社の次世代ファイアウォール テクノロジーを製品ポートフォリオに追加することで、組織の包括的かつ多層型の防御を実現するとしている。特徴的な機能として、ファイアウォール、IPS、VPN、レイヤ2ファイアウォール、次世代ファイアウォールの全ての機能を搭載しており、機器により任意の機能だけを有効にすることもできる。管理サーバからリモートにある複数台の本製品のセットアップや設定変更、グレードアップ、バージョンアップを行うことも可能だ。また、提供形態はハードウェア アプライアンスに加えソフトウェア モジュール、仮想アプライアンスも用意される。さらに、ブランチオフィス向けの下位モデルなど、今後製品ラインを強化していく予定だという。