一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は4月10日、「MAM/MCM利用ガイド」を策定し、正式版の発表に先立ち「β版」を同日より公開した。また同時に、本ガイドへのパブリックコメントも募集している。本ガイドは、スマートデバイスの業務利用において登場した「Mobile Application Management(MAM)」や「Mobile Contents Management(MCM)」という概念に対する中庸的で統一した考え方をまとめたもの。MAMやMCMは、企業が端末全体を管理するのではなく、企業が定める管理・運用方針に沿って業務に係わる領域を定義し、その業務領域(業務アプリや業務データ)のみを統制・保護しようという考え方を実現する。本ガイドではこれらについて、その概念や仕組み、アプリケーションやコンテンツのライフサイクル視点から求められる機能要件、ならびに利用要件、市場動向等についてまとめている。パブリックコメントは5月9日まで、同事務局へのメールにより受け付ける。