独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は4月1日、apps4u@androidが提供するAndroidアプリ「SD Card Manager」にディレクトリトラバーサルの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。2014年2月24日より前に公開されたバージョンの「SD Card Manager」には、ファイル名の処理が原因でディレクトリトラバーサルの脆弱性(CVE-2014-1969)が存在する。この脆弱性が悪用されると、リモートの攻撃者にアプリの権限でアクセス可能なディレクトリにおいて、ファイルを作成されたり既存のファイルを上書きされる可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版にアップデートするよう呼びかけている。なお、開発者によると、Android OS 3.2 向けの SD Card Manager バージョン 2.5.6では、本脆弱性の対応は行わないとのこと。