パロアルトネットワークス合同会社は4月10日、米Palo Alto Networksのセキュリティ・プラットフォームが、4月9日(日本時間)のマイクロソフトのWindows XPサポート終了後も、継続して同OSのクライアントPCの保護を提供していくと発表した。同社の次世代セキュリティ・プラットフォームは、ネットワーク内のセキュリティ保護をアプリケーション、ユーザ、コンテンツそれぞれのレベルから提供することから、Windows XPのセキュリティ更新プログラムを継続的に適用しなくてもマルウェアの感染を防ぐ。結果として、次世代セキュリティ・プラットフォームを利用しているユーザのネットワーク内に存在するWindows XPが保護されることになる。Windows XPは、クラウド上のマルウェア解析環境であるWildFireの仮想サンドボックスで引き続き分析される。これにより、ファイルに潜む悪意のあるマルウェアを発見する。また、ポート番号、プロトコル、暗号化にかかわらず既知の脆弱性攻撃をブロックするほか、攻撃者がネットワーク内のすでに感染したWindows XPにマルウェアを送り込むC&Cとのバックドア通信をブロックする。さらに、発見されたWindows XPへの攻撃手法をインテリジェンスとして共有することで、すべてのユーザのWindows XPの保護を実現するとしている。