独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月26日、Virtual Accessが提供するルータ「GW6110A」のWeb管理画面に権限昇格の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「GW6110A version 9.09.27 より前の 9.00 系」「GW6110A version 9.50.21 より前の 9.50 系」「GW6110A version 10.00.21 より前の 10.00 系」には、ユーザ権限の管理の問題に起因する権限昇格の脆弱性(CVE-2014-0343)が存在する。この脆弱性が悪用されると、当該製品にログイン可能なユーザによって権限を昇格される可能性があり、結果として管理者の権限で機能にアクセスされる可能性がある。JVNでは、各Linuxディストリビューションが提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。