ロシアのサイバー詐欺師たちは現実の通貨を避け、プライベートな代替通貨を開発する~いまどき現実の貨幣を欲しがるのは素人だけ(The Register) | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

ロシアのサイバー詐欺師たちは現実の通貨を避け、プライベートな代替通貨を開発する~いまどき現実の貨幣を欲しがるのは素人だけ(The Register)

これらの新しい内部通貨は、取引における匿名性を高水準に保つことを確実にし、ユーザーのアイデンティティを隠し、法に追跡されること、ブロックされること、押収されることを、より難しくするよう慎重に管理され、安全化されている

国際 TheRegister
ロシア語のサイバー犯罪フォーラムの詐欺師たちが、互いに取引を行う目的で「プライベート通貨」を利用している。

RSA のセキュリティ研究者によると、ロシア語のサイバー犯罪コミュニティに新しいプライベートな金融システムと通貨が現れたことは、デジタルアンダーグラウンド界の個々の詐欺師同士の、そして異なる詐欺フォーラム同士の連携、協力、洗練のレベルが高いことを示唆した傾向であるという。

「昨年 5 月に Liberty Reserve が閉鎖に追い込まれ、法の執行により全アカウントを没収されてからというもの、詐欺師たちは、捜査によって失われるリスクがないまま利益を任せられるハードカレンシー(交換能力の高い通貨)を忙しく探しまわっていた」と、その研究者はブログの記事の中で説明している

「明白に考えられる選択肢は Perfect Money と BitCoin だったが、いずれの通貨にも異なるリスクがあった。Perfect Money はバックグラウンドが疑問視されるものである。一方、BitCoin は詐欺師たちが要求するレベルの匿名性を提供しておらず、また差し押さえを免れるものではなかった
《ScanNetSecurity》

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