独立行政法人国立がん研究センターは12月24日、がん予防・検診研究センター検診部において、検診受診者の個人情報を含む情報を記録したUSBメモリが所在不明であることが12月19日に判明したと発表した。同センターおよび同じ敷地内にある中央病院などを鋭意捜索にあたっているが、現時点でもUSBメモリの発見には至っていないという。所在不明となっているUSBメモリには、2004年2月から2009年1月までにがん予防・検診研究センターにて検診を受診した9,126名分の受診ID・氏名(カタカナで記録)・性別・年齢(検診受診時)・検診判定結果・がんの有無・がんと診断された場合の病理診断・がんの大きさ・病期・紹介先医療機関名が記録されていた。なお、漢字氏名、生年月日、住所、電話番号は含まれていない。また当該USBメモリは、がん予防・検診研究センターで検診を担当する診療放射線技師が、検診情報を整理するため検診用電子カルテを見ながら必要情報を手入力によりリストとして転記したものであることが判明している。