独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は12月10日、サイボウズ株式会社が提供する「サイボウズ デヂエ」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、サイボウズ Office 9.0 以降に同梱されている「カスタムアプリ機能」およびサイボウズ Office on cybozu.com で提供されている「カスタムアプリ機能」は、本脆弱性の影響を受けない。「サイボウズ デヂエ 8.0.7 およびそれ以前」「サイボウズ Office plus デヂエ 8.0.7 およびそれ以前」「サイボウズ デヂエ 8.0.7 for ASP およびそれ以前」には、XSSの脆弱性(CVE-2013-6005)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。