独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月17日、Oracle社の提供する、500以上のファイル形式に対応したデコード用ライブラリ「Oracle Outside In」にバッファオーバーフローの脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「Oracle Outside Inを使用しているアプリケーション」には、Microsoft Access 1.x のデータベースファイルの解析処理が原因でスタックバッファオーバーフローの脆弱性(CVE-2013-5791)が存在する。細工されたファイルをOracle Outside Inが処理することで、アプリケーションの権限で任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに対策版へアップデートするよう呼びかけている。