マカフィー株式会社は9月27日、Google Play上で公開されている疑わしいアプリに、しつこく広告を表示する複数のコンポーネントが組み込まれていることを確認したと同社ブログで発表した。これらのアプリは、異なる開発者によってハッキングツールやユーティリティツール、ポルノアプリとして配布されていた。しかし、タイトル通りの機能は提供されていない。被害者によってデバイスにインストールされたアプリは、見た目上機能しているように見えるが、実際には本物のように見せるためにハードコード化された値やプログラムによって生成されるランダムな値を使い、偽物の画面を表示している。また、ユーザがアプリを閉じた後しつこく広告を表示する複数のコンポーネントが組み込まれていた。同社が調査したある広告モジュールには、オンラインスキャン機能が組み込まれており、ユーザの同意を得ずにデバイスにインストールされているアプリをチェックし、積極的に購入画面を表示するものがあった。さらに、「Armor for Android」というマルウェア対策アプリをリモートサーバからダウンロードしようとすることも確認しているという。