古いバージョンのCMSが狙われている--Webサイト運営者に注意を呼びかけ(IPA) | ScanNetSecurity
2024.03.29(金)

古いバージョンのCMSが狙われている--Webサイト運営者に注意を呼びかけ(IPA)

IPAは、「WordPress」や「Movable Type」の古いバージョンを利用しているWebサイトへの注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)は9月13日、「WordPress」や「Movable Type」の古いバージョンを利用しているWebサイトへの注意喚起を発表した。これは、脆弱性が含まれる古いバージョンのCMSを使い続けているWebサイトの届出が、6月からの累計で42件寄せられていることを受けたもので、Webサイト運営者へ早急な対策を呼びかけるための発表となっている。

Webサイト改ざんの被害が急増しているが、改ざんされてしまう要因のひとつとして、CMSの脆弱性を悪用され改ざんが行われる手口が報告されている。特に、WordPressやMovable Typeの脆弱性を悪用する攻撃手法や攻撃ツールが出回っており、また例年この時期にWebサイトへの攻撃が多発していることから、古いバージョンのソフトウェアを使い続けることで、セキュリティインシデントに発展するリスクが高いといえる。IPAでは、古いバージョンのWordPressやMovable Typeを使用しているWebサイト運営者は、速やかに最新バージョンへの更新等の脆弱性対策を実施するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×