独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月9日、HP/H3C製およびHuawei製ネットワーク機器がパスワードの暗号化にDESを使用している問題(CVE-2012-4960)が確認されたと「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。DESは、短時間で解読できることが広く知られている。この脆弱性の影響を受ける製品は複数存在する。当該機器のDESで暗号化されたファイルにアクセス可能な第三者によってファイルを復号され、パスワードを取得される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにアップデートするよう呼びかけている。なお、アクセスを制限することで、本脆弱性の影響を軽減することができるとしている。