トレンドマイクロ株式会社は8月1日、新たな改良が加えられたボットネット「Andromeda」を3月上旬に再び確認したと同社ブログで発表した。そして今回、このに大幅な改良が加えられる投稿をアンダーグラウンドフォーラムで確認したという。Andromedaは2011年に初めて報告され、「BlackHole Exploit kit(BHEK)」関連のスパムメールなどが発端となり、キーロガーやSOCKSプロキシ、ルートキットなどを拡散する際に利用されている。この「Andromeda改良プロジェクト」は当初、失敗に終わるところであった。しかしボットネットの作成者は、公式には引退していないものの、このプロジェクトを引き継ぐ人物を見つけたと思われる。この作成者による投稿によると、「このソフトウェアを引き継ぐ買い手が現れなければサービスは停止される」と説明している。しかし同社は7月、Andromedaが現在改良中あることをを確認した。最新版のリリース日は不明だが、以前のバージョンよりさらに安定して強力なものになり、より多くのプラグインとともにリリースされると予想される。