日本アイ・ビー・エム株式会社(日本IBM)は7月26日、セキュリティ・インテリジェンスを実現するソフトウェア製品の最新版「IBM Security QRadar V7.2」を発表した。本製品は、企業などのシステム内部のセキュリティの脅威や問題を、多岐にわたるシステム内部の情報を相関分析し可視化した「セキュリティ・ビッグデータ」を活用して早期の対応に結びつけるソフトウェア。使用料金は、ログ管理のみの利用は1,193,850円から、すべての機能を利用する場合は11,090,940円から。8月12日よりIBMおよびIBMパートナー経由で提供を開始する。最新版では、7万種類以上の脆弱性やセキュリティに関する最新情報をもとに、管理するITシステムをスキャンし最新の対応状況を一元的に可視化し、優先的に対応すべき項目などの知見を提供する「IBM Security QRadar Vulnerability Manager」を新たな機能として実装した。また、日本語を含む多言語コードのログの収集および解析の正式サポートや、機器情報管理ソフトウェアとの連携など、従来の機能の強化も実現している。提供形態は、ソフトウェア・ライセンス、物理アプライアンス、仮想アプライアンスが用意される。