独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は7月19日、RichFacesが提供するAjax機能を持つWebアプリケーションを作成するためのフレームワーク「JBoss RichFaces」に任意のコードを実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。「RichFaces 5.x」「RichFaces 4.x」「RichFaces 3.x」で作成されたアプリケーションには、外部からの入力を自動的にdeserializeする機能が提供されている。この機能は、信頼できないデータをdeserializeしてしまうため、任意のコードが実行される脆弱性(CVE-2013-2165)が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工された入力を処理することでサーバ上で任意のファイルが書き込まれたり、任意のコードを実行されるなどの影響を受ける可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに各バージョンに対応したパッチを適用するよう呼びかけている。