警察庁は7月1日、2013年5月の「特殊詐欺の認知・検挙状況等について」を発表した。これによると、5月の特殊詐欺の認知件数は1,063件で、このうち振り込め詐欺の認知件数は793件(4月は760件)で、このうち719件が既遂(同689件)、被害総額(既遂のみ)は18億9,546万円(同21億2,811万万円)、検挙件数は171件(同169件)、検挙人員は102名(同84名)と、前月から被害額以外はやや増加した。オレオレ詐欺では、認知件数が388件(同429件)、このうち327件(同365件)が既遂、被害総額は10億8,087万円(同14億2,375万円)、検挙件数は155件(同135件)、検挙人員は86名(同74名)となった。架空請求詐欺の認知件数は120件(同123件)で、このうち112件(同117件)が既遂、被害総額は5億331万円(同4億9,190万円)、検挙件数は13件(同12件)、検挙人員は5名(同5名)と前月とほぼ同水準となった。形態別で見ると、前月に引き続き「有料サイト利用料金等名目」が30件(同41件)で最も多かった。このほか融資保証金詐欺が44件(同40件)で被害総額1億1,113万円(同4,304万円)、携帯電話端末詐欺が35件(同28件)などとなっている。