株式会社セキュアブレインは6月14日、不正なスクリプトを埋め込む手法によるWebサイトの改ざん被害の拡大を受け、注意喚起を行うとともに、同社のWeb改ざん対策ソリューション「gredセキュリティサービス」の無料トライアルの活用で改ざん有無の確認を推奨している。Web改ざんの手法は、iframeタグを利用して不正なスクリプトを埋め込むが、画面上で見えなくするためにサイズをゼロにしている。このため閲覧者は、見た目では攻撃に気づくことができず、マルウェアに感染してしまう。改ざんされたサイトの検知数は、1月から段階的に増加し、5月は1月の約20倍に増加している。また、一度改ざんされたWebサイトが再度改ざんされる事例も増加している。管理者情報や権限を奪われている可能性があるため、Webサーバの脆弱性の修正やパスワード変更とともに、管理者のPCがマルウェア感染していないかを確認する必要があるとしている。同社ではこの状況を受け、gredセキュリティサービスの無料トライアルを推奨している。本サービスはSaaS型サービスのためWebサーバ側の設定変更が不要、数分で申し込み利用を開始できる。トライアル期間は1カ月となっている。