独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月10日、Parallelsが提供するWebホスティングソリューション「Parallels Plesk Panel」に任意のコードが実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。すでに本問題を使用した攻撃活動が行われているという。Linux版の「Parallels Plesk Panel バージョン 9.0 から 9.2.3」が稼働しているWebサーバにおいて、phppathのエイリアス設定に関する問題と、CVE-2012-1823の問題が同時に存在する場合に、リモートから任意のコードを実行される可能性がある。開発者によると、バージョン 9.0 から 9.2.3 は、サポートが終了しているため、最新版である 11系にアップグレードすることを推奨している。またJVNでは、アップグレードまでの間に「開発者が提供するスクリプトを実行し、Apache の設定を変更する」「PHP を最新版にアップデートする」ことで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。