マカフィー株式会社は3月28日、高度に洗練され、検出が困難なマルウェアを特定するValidEdgeのサンドボックス技術を米McAfee社が取得したと発表した。これにより、マルウェア対策の製品ポートフォリオを拡充させ、「McAfee Security Connected戦略」を一層強化する。さらに、マルウェアに重点を置いた製品の機能強化を30以上実施したことも発表している。今回獲得した新技術は、保護された領域であるサンドボックス内で疑わしいマルウェアを実際に動作させることで、エンドポイントに対してどのような影響を及ぼすかを確認し、脅威を検出するもの。本機能により、同社のアンチウイルス製品群のゼロデイ攻撃検知をさらに強化する。また、同社のネットワークやエンドポイントのマルウェア対策製品と統合することで、有害と特定されたマルウェアサンプルが将来的に攻撃してきた場合には自動的に防御する。さらにシグネチャも提供し、「McAfee ePolicy Orchestrator(McAfee ePO)」が感染済みのエンドポイントを自動修復可能にする。本技術を統合した製品は、2013年10月以降に出荷される予定だという。