株式会社フォティーンフォティ技術研究所(FFRI)は1月30日、同社が提供する標的型攻撃対策ソフトウェア「FFR yarai」シリーズの最新版Version2.2を同日にリリースしたと発表した。FFR yaraiシリーズは、従来のセキュリティ対策で用いられているシグニチャやパターンファイルなどに依存せず、標的型攻撃で利用される攻撃の特徴を4つのヒューリスティックエンジンにより、さまざまな角度から分析し、未知の脅威に対して高い精度で攻撃を検知・防御することが特徴のソフトウェア製品。最新版ではユーザからの要望に応え、管理機能の強化と対応プラットフォームの拡充を実現した。具体的には、FFR yarai Version 2.2ではJava設計脆弱性攻撃マルウェア駆除機能の追加、および例外リストのインポート・エクスポート機能を追加した。またFFR yarai 脆弱性攻撃防御機能 Version 2.2では、上記のほかにメインウィンドウのGUI変更、Windows 7およびWindows Server 2008 R2の64bit OSへの対応、FFR Enterprise Management Console Version 2.2では、yaraiZDP 2.2の例外リスト管理ツール廃止に伴い、例外リスト配信に対応、リモート駆除機能の追加、検知ログのクライアント情報にIPアドレスとMACアドレス情報を追加するなどの機能強化が図られている。