ソフォスは15日、ソーシャルネットワークで広がる新しい詐欺として、“Facebook Black”について注意喚起する文章を公開した。 それによると、現在Facebookの基調色となっている青を、別の色に変更できるとするメッセージと画像が、この数日間で急激に流行しているという。これらのメッセージや画像は、自分のアカウントのニュースフィードに、Facebookの友人によってシェアされた、または、イベントへの招待によって広められたものとして表示される。しかし、そこにあるリンクをクリックすると、ユーザーはFacebookと異なる、別のWebサイトに誘導されることになる。 ソフォスがテストアカウントを用いて調査を行い、このリンクをクリックしたところ、いくつかのWebサイトにリダイレクトされた後に、最終的に「Change your Facebook Color(Facebookの色を変えよう)」というタイトルのページが表示された。 そこでは、Facebookの基調色を変えることができるとして、使用条件の同意を求め、そのうえでオンラインのアンケートに参加する必要があるという画面が表示される。これにより、詐欺師はアフィリエイト報酬を得ることができるとソフォスでは推測している。またそのページには、他の詐欺で利用された文言が残っているなど、以前のページを再利用している痕跡があったとしている。 また、その際に、不正アプリケーションをインストールしたり、アクセス許可を与えたりしてしまう可能性があるとして、こういったリンクをクリックした場合は、アプリケーションの許可や公開範囲を確認し、Facebookに報告するよう推奨している。
一流スパイ:ISPブラックボックスは英国のWebスパイ計画のカギではないと語る〜GoogleやFacebook、Twitterがユーザーのデータを引き渡すことを期待(その2)(The Register)2012.8.1 Wed 8:30