月例セキュリティ情報6件を公開、最大深刻度「緊急」は4件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

月例セキュリティ情報6件を公開、最大深刻度「緊急」は4件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2012年11月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り6件で、最大深刻度「緊急」が4件、「重要」「警告」がそれぞれ1件となっている。

脆弱性と脅威
2012年11月のの更新プログラムの概要
  • 2012年11月のの更新プログラムの概要
  • 2012年11 月のセキュリティ情報の詳細。全6件が公開された
  • 「MS12-071」は適用優先度が最も高いとしている
  • 「MS12-075」も適用優先度が最も高い位置付けだ
日本マイクロソフト株式会社は11月14日、2012年11月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は事前通知通り6件で、最大深刻度「緊急」が4件、「重要」「警告」がそれぞれ1件となっている。今回の更新プログラムで修正された脆弱性は、CVEベースで19件。内容は以下の通り。

「緊急」
MS12-071:Internet Explorer 用の累積的なセキュリティ更新プログラム(2761451)要再起動
MS12-072:Windows シェルの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2727528)要再起動
MS12-074:.NET Framework の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2745030)再起動が必要な場合あり
MS12-075:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、リモートでコードが実行される(2761226)要再起動

「重要」
MS12-076」Microsoft Excel の脆弱性により、リモートでコードが実行される(2720184)再起動が必要な場合あり

「警告」
MS12-073:Microsoft インターネット インフォメーション サービス(IIS)の脆弱性により、情報漏えいが起こる(2733829)再起動が必要な場合あり

このうち、脆弱性が公開されているものは「MS12-073」に含まれる「FTPコマンドインジェクションの脆弱性(CVE-1012-2532)」となっており、今回、悪用が確認されているものはない。マイクロソフトでは適用優先度の最も高いものとして「MS12-071」および「MS12-075」を挙げている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

編集部おすすめの記事

特集

脆弱性と脅威 アクセスランキング

  1. 「ポケモンセンターオンライン」を装ったフィッシングサイトに注意喚起(ポケモンセンター)

    「ポケモンセンターオンライン」を装ったフィッシングサイトに注意喚起(ポケモンセンター)

  2. VMware 製品にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性や複数のローカル権限昇格の脆弱性

    VMware 製品にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性や複数のローカル権限昇格の脆弱性

  3. やけど虫の駆除方法、体液が皮膚に付いてしまった場合の対策について

    やけど虫の駆除方法、体液が皮膚に付いてしまった場合の対策について

  4. PlayStation公式になりすましたアカウントに注意喚起、個人情報要求DMも

  5. glibc の ld.so における GLIBC_TUNABLES 環境変数の処理に起因するバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

  6. Assimp にヒープベースのバッファオーバーフローの脆弱性

  7. 「Microsoft Teams」に、DLL読み込みに起因する任意コード実行の脆弱性(JVN)

  8. acmailer の脆弱性の確認と対応方法、さくらインターネット公開

  9. TikTok を悪用する新たな詐欺行為、盗んだ動画でライブ配信しギフトを収益化

  10. PC版「ダークソウル」シリーズのサーバを一時停止、攻撃者が任意のコードを実行できる脆弱性

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×