株式会社ラックは11月13日、「統合リスク管理レポート vol.06『セキュア開発プロセスモデル実践のすすめ~セキュアなシステム開発のベストプラクティス~』」を公開した。本レポートは、同社のセキュリティコンサルティングチームが、過去の実績と経験を元に「今必要なセキュリティ対策」の在り方をレポートとしてまとめたもの。今回は、確実にセキュアなシステム、アプリケーションを開発するためにはどうしたらよいのか。システム開発プロセスにセキュリティ確保のためのプロセスを埋め込む「セキュア開発プロセスモデル」を示し、この問いに対するひとつの答えを提示している。セキュア開発プロセスモデルは、要件の問題は要件段階で、設計の問題は設計段階で、実装の問題は実装段階で明らかにすることを基本とするプロセスモデル。、システム開発ライフサイクルの各フェーズ、各プロセスに対し、非機能要件であるセキュリティの確保を目的としたプロセスや、チェックポイントを埋め込むというという考え方に基づいている。レポートでは、構築プロセスを「企画・要件」「設計」「構築」「検証」「運用・評価」のフェーズに分け、それぞれのフェーズに必要となるセキュリティプロセスを対応させている。