Windows 8では、技術的にはWindows7の延長線上にあるWindowsのカーネルに、これまでと同じ環境の実行環境(Win32 環境)と併存する形で、新しいユーザインタフェースに対応したアプリの実行環境(WinRT)が存在し、WinRT/Win32は相互に直接関連することはできない。また、WinRTの実行系はサンドボックス(AppContainer)やマイクロソフトが事前にアプリを審査することから、従来のWindowsのアプリケーション環境と比較して、セキュリティリスクが軽減されたといえる。ただし、デスクトップのアプリケーションはこれまでと同様にOSカーネルなどへのアクセスが可能であるため、マルウェアのリスクも従来と同じく発生することが考えられる。