オンラインバンキング利用者を狙う攻撃は「中間者攻撃」の可能性(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity[国内最大級のサイバーセキュリティ専門ポータルサイト]
2017.11.24(金)

オンラインバンキング利用者を狙う攻撃は「中間者攻撃」の可能性(トレンドマイクロ)

脆弱性と脅威 脅威動向

トレンドマイクロ株式会社は10月29日、報道各社や金融機関が報じている、国内金融機関の正規オンラインバンキング利用者を狙った攻撃に対して、ブログで注意喚起を発表した。オンラインバンキングのアカウント情報を狙う攻撃は、これまで「キーロガーでログイン情報を盗み取る」「偽サイトに誘導するフィッシングサイトでログイン情報をだまし取る」「画面キャプチャを取得し、ログイン時の画面情報を盗み取る」という3つの方法が主流であった。

トレンドマイクロでは類似した攻撃に関する情報を把握しており、今回報道されているもので使われている攻撃手法は、これまでのものとは異なる「中間者攻撃(Man-In-The-Middle攻撃)」の可能性があるとしている。この攻撃は、感染PCから正規オンラインバンキングサイトへのアクセスが行われるのを感染端末上の不正プログラムが検知し、ブラウザが表示する内容を一部改ざんしたり、置き換えるなどの処理を行う。

これにより、本来の正規サイトでは表示されない「二要素認証情報」などの入力を促す「偽の入力フォーム」を表示させる。ここにアカウント情報を入力してしまうと、結果的に金銭がサイバー犯罪者所有の口座に不正に送金されてしまう恐れがある。利用者は、正規サイトに訪れていることからURLを確認しただけでは気づくことはできず、しかも正規サイトが改ざんされたわけではないため、サイト管理者側で把握することも困難となっている。同社では、銀行、クレジットカード会社などの金融機関が、「メールで口座番号や暗証番号、個人情報を利用者に問い合わせることはない」ことを念頭に置きながらインターネットを利用するよう勧めている。
《吉澤 亨史》

関連記事

Scan PREMIUM 会員限定記事

もっと見る

Scan PREMIUM 会員限定記事特集をもっと見る

Scan BASIC 会員限定記事

もっと見る

Scan BASIC 会員限定記事特集をもっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)

もっと見る

[Web小説] サイバー探偵 工藤伸治の事件簿サーガ (シーズン 1~6 第1話)特集をもっと見る

カテゴリ別新着記事

脆弱性と脅威 カテゴリの人気記事 MONTHLY ランキング

  1. Microsoft Windows OS において DLL Hijacking により UAC を回避する手法(Scan Tech Report)

    Microsoft Windows OS において DLL Hijacking により UAC を回避する手法(Scan Tech Report)

  2. ランサムウェア「Bad Rabbit」感染に注意喚起、水飲み場攻撃を実行か(IPA)

    ランサムウェア「Bad Rabbit」感染に注意喚起、水飲み場攻撃を実行か(IPA)

  3. 「GNU Wget」にリモートから任意のコードを実行される複数の脆弱性(JVN)

    「GNU Wget」にリモートから任意のコードを実行される複数の脆弱性(JVN)

  4. Savitech製USBオーディオドライバに、ルートCA証明書を導入される脆弱性(JVN)

  5. GNU wget に HTTP プロトコルのハンドリングにおける値検証不備に起因するバッファオーバーフローの脆弱性(Scan Tech Report)

  6. アップルがSafari、macOS、iOSなどのアップデートを公開、適用を呼びかけ(JVN)

  7. トレンドマイクロの管理マネージャに複数の脆弱性(JVN)

  8. 8以降のWindowsに、特定のメモリアドレスのコードを悪用される脆弱性(JVN)

  9. 「Microsoft Office 数式エディタ」に任意コード実行の脆弱性(JVN)

  10. パケット解析ツール「Packetbeat」にDoS攻撃を受ける脆弱性(JVN)

全カテゴリランキング

特集

★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★
<b>★★Scan PREMIUM 会員限定コンテンツにフルアクセスが可能となります★★</b>

経営課題としてサイバーセキュリティに取り組む情報システム部門や、研究・開発・経営企画に携わる方へ向けた、創刊19年のセキュリティ情報サービス Scan PREMIUM を、貴社の事業リスク低減のためにご活用ください。

×