独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月18日、Microsoftが提供するWebブラウザ「Internet Explorer」にリモートから任意のコードを実行される脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、本脆弱性を使用した攻撃コードが公開されており、攻撃も観測されている。「Internet Explorer 7」「Internet Explorer 8」「Internet Explorer 9」には、解放済みメモリ使用(use-after-free)の脆弱性が存在する。この脆弱性が悪用されると、細工されたHTMLドキュメントを閲覧することで任意のコードが実行される可能性がある。現時点で対策方法は公開されておらず、JVNではEnhanced Mitigation Experience Toolkit(EMET)を適用する、Data Execution Prevention(DEP)を有効にすることで本脆弱性の影響を軽減できるとしている。