独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は8月31日、OTRSが提供する「Open Technology Real Services」にクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。なお、本脆弱性を使用してInternet Explorer上でスクリプトを実行する攻撃コードが公開されている。「OTRS 2.4.14 より前のバージョン」「OTRS 3.0.16 より前のバージョン」「OTRS 3.1.10 より前のバージョン」には、メール本文の処理にが原因でXSSの脆弱性(CVE-2012-4600)が存在する。この脆弱性が悪用されると、ユーザのWebブラウザ上で任意のスクリプトを実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとにアップデートするよう呼びかけている。