米マカフィー社の最高セキュリティ責任者 Brent Conran 氏が来日し、日本の商社が都内で9月6日開催するカンファレンスで、同社が受けたサイバー攻撃に関する講演を行う。Conran 氏は、セキュリティ企業のセキュリティ担当役員を務める一方で、合衆国下院のCIOとCISOの経験も持ち、サイバー攻撃とその防御に造詣が深い。歴史的に、セキュリティ企業の公開サーバやネットワークは、米連邦捜査局、アメリカ航空宇宙局、政府や官公庁などと並んで、サイバー攻撃者が好んで標的とし、過去多数のセキュリティ企業がWeb改ざんなどの被害を受けてきた。なかでも、コンシュマー向けにアンチウイルスソフトを販売するセキュリティ企業は被害が多い。講演では、マカフィー社のシステムに対する外部からの攻撃データを4時間分抽出して集計し、詳細な分析を行う他、それに対して同社が実施している対策概要を解説する。カンファレンスはマクニカネットワークス株式会社が開催し、Conran 氏を含むパネルディスカッションも開催される。