7月3日、警察官情報を不正に取得した調査会社が4年間で約8億5千万円の収入を得ていたと、複数のメディアが報じている。この事件は、指定暴力団山口組弘道会の捜査を担当する愛知県警幹部の個人情報が、不正に取得されたというもの。不正競争防止法違反容疑で逮捕された探偵業の平田一雄容疑者(36歳)は、同容疑で逮捕されているソフトバンクモバイル代理店元店長の横田太佑容疑者(33歳)、および広島県内の別の代理店で店長をしていた女性からも個人情報を入手していたことが明らかになっている。捜査関係者によると、平田容疑者に情報入手を依頼した愛知県の調査会社側の口座に、昨年秋までの4年間で約8億5千万円の入金があったという。同調査会社の宣伝チラシには、携帯電話各社の顧客情報入手料金として顧客1件あたりの最高額はソフトバンクモバイルで23,000円、NTTドコモで67,000円、auで98,000円と明示されていた。この料金の違いは、各社の情報の「入手難度」が反映されていたのではないかと県警ではみている。