トレンドマイクロ株式会社は7月2日、同社が6月下旬にブログにて公開した、Android端末を「ゾンビ化」する不正プログラム「ANDROIDOS_BOTPANDA.A」に搭載されていたlibraryファイル「libvadgo」を含むアプリについてブログで注意喚起を行っている。これは、「libvadgo」を含む42個の個別のユーティリティアプリとしてパッケージされた55個の不正なファイルを確認したというもの。このうち、28個のアプリが6月19日現在でもオンライン上で確認できた(7月1日時点でも変化なし)。ユーザは通常、非公式のアプリ配信ストアでこれらのアプリを発見し、無料でダウンロードできる。現在までのダウンロードの数を計算したところ、これらのアプリは少なくとも31,000回ものダウンロードが行われたと思われる。同社では、「ANDROIDOS_BOTPANDA.A」によって変更されたファイルを修復する特別なツール「BotPanda Cleaner」を公開しており、Google Playからダウンロードできる。