マカフィー株式会社は5月11日、モバイル環境におけるフィッシング詐欺対策についてブログで発表した。フィッシングとは、正規の企業や組織を装ってメールを送信し、メール内のURLをクリックさせ、ログインデータのような資格情報を入力させるという詐欺行為。またスミッシング(SMiShing)はフィッシングの一種で、メールの代わりにテキストメッセージを送信する。どちらも詐欺師が個人情報を入手するための手口となっている。こういったフィッシング詐欺において、モバイルデバイスでは真偽を確認する方法が限られるとしている。たとえば画面の大きさが限られているため、サイトのWebアドレスをすべて見ることができないため、Webサイトや送信者が本物かどうかを知ることが困難となる。また、モバイルデバイスは「常にオン状態」であるため、ユーザは受信したメールをすぐに読むことが多くなり、セキュリティの確認が忘れがちになる。モバイルデバイスにおいても、フィッシング攻撃によってマルウェアがデバイスにダウンロードされたり、不適切なコンテンツが表示される可能性がある。同社では、ブログで対策のポイントを紹介している。