「Conficker」および標的型攻撃について分析--マイクロソフトレポート(マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2024.07.27(土)

「Conficker」および標的型攻撃について分析--マイクロソフトレポート(マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、「マイクロソフト セキュリティ インテリジェンス レポート(SIR)第12版」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン
日本マイクロソフト株式会社は4月26日、「マイクロソフト セキュリティ インテリジェンス レポート(SIR)第12版」を公開した。SIRは、マイクロソフトが半期に一度公開している「セキュリティの脅威の動向を調査したレポート」で、第12版では2011年7月から12月における脆弱性、悪用(Exploit)、マルウェア、感染などに関する傾向を、全世界100以上の国や地域における6億台以上のシステムから収集したデータをもとに分析している。

第12版では、「Conficker」が重大な脅威であり続け、特に企業にとってそうである理由を理解するために同社が行った分析について紹介しているほか、執拗な攻撃者が実行する標的型攻撃による脅威について、予防、検出、封じ込め、および回復のための保護的戦略の概要を説明している。脆弱性の深刻度の全体的傾向は、上昇傾向であるとしている。2011年上半期から下半期での傾向は、CVSS深刻度分類の3つすべてが減少し、2009年下半期以降の各期において深刻度分類「中」および「高」の公開数が減少傾向にある。エクスプロイトでは、HTMLまたはJavaScriptを通じて広まったエクスプロイトの検出件数が2011年後半に急増した。その主な原因は「JS/Blacole」の出現としている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

編集部おすすめの記事

特集

調査・レポート・白書・ガイドライン アクセスランキング

  1. ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

    ランサムウェアの種別特定やセカンドオピニオンも ~ セキュリティ企業も頼りにできる JPCERT/CC

  2. 迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

    迷惑メール対策推進協議会「送信ドメイン認証技術 DMARC導入ガイドライン」公表

  3. 「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

    「セキュリティ対応組織の教科書」第3.1版公開、追加説明やフィードバック反映

  4. 1,952 社から 9,208 件の報告 ~ 2023年度 Pマーク付与事業者の個人情報取扱いにおける事故

  5. 取締役や幹部への罰金 禁固 罷免 解雇 ~ サイバー攻撃後の被処罰最多は APJ 地域

  6. 世界中の警察官が考える現在/未来の脅威「インターポール世界犯罪動向2022」公表

  7. 「シャドーアクセスとは?」CSAJ が定義と課題をまとめた日本語翻訳資料公開

  8. フィッシングサイトのドメイン「top」が最多、デジタルアーツ調査

  9. 「無料求人広告」無料期間終了後 高額請求、法人間のトラブル事例

  10. Proofpoint Blog 36回「身代金を払わない結果 日本のランサムウェア感染率減少? 感染率と身代金支払率 15 ヶ国調査 2024」

アクセスランキングをもっと見る

「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」
「経理」「営業」「企画」「プログラミング」「デザイン」と並ぶ、事業で成功するためのビジネスセンスが「セキュリティ」

ページ右上「ユーザー登録」から会員登録すれば会員限定記事を閲覧できます。毎週月曜の朝、先週一週間のセキュリティ動向を総括しふりかえるメルマガをお届け。(写真:ScanNetSecurity 名誉編集長 りく)

×